短い記事ですが、押さえておきたい内容です。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
文部科学省が2021年12月にまとめた体罰の実態把握調査によると、20年度中に確認された学校(国公私立)での体罰は485件だった。前年度に比べると3割減ったが、なお暴力的な指導は残る。内訳では高校(194件)が最多で、中学校(147件)と小学校(123件)が続いた。
未だに体罰が残っていること自体、驚きを禁じ得ないのですが、
把握されているだけでこれだけの件数があるということは、
まだまだ問題視せざるを得ない状況だと感じます。
そして、どこでそれが起こりやすいのか、という点は
ぜひとも押さえておきたいとも感じます。
下のグラフはその状況を示しています。
体罰時の状況は「授業中など」が217件と最多だったが、次に多いのは「部活動」の93件で19.2%を占めた。場所別では「運動場・体育館など」が25.6%に上っており、体育の授業中の体罰も少なくないとみられる。
私の勝手な印象かもしれませんが、他の大人がいる状況では
体罰は起こりにくいのではないか、と思います。
そういう意味では、職員室や教室から離れた場所で起きやすい、
担当教員が単独で行う授業で起きやすい、
さらには正課を離れた活動で起きやすい、
といった特徴があるのかもしれません。
部活動は特に注意が必要な場面と言える気がします。
体罰は学校が許さない、他の大人が許さない、といった
毅然とした対応と方針が何より大切だと思います。
今一度、貴校園の状況をご確認いただければ幸いです。
(文責:吉田)