ちょっとおさらい的な記事になりますが、ご容赦ください。
先月のサミットでも、教育相の会議で議論がなされていました。
日経新聞より。
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政府は(5月)8日、生成AI(人工知能)の在り方を議論する「AI戦略チーム」の会合を開いた。米オープンAIの「Chat(チャット)GPT」などの教育現場での活用策について協議した。文部科学省は今夏にも運用のガイドライン(指針)を公表すると決めた。
AIの教育への活用に関しては、児童・生徒が宿題や読書感想文の作成などに
利用する可能性が十分あり得ますし、例えばAIの解答を丸写しするのでは…
といった懸念も出ています。
上記会合では、教育現場での生成AIの利用を認める生徒の年齢や
著作権の扱いなどを新たな指針で定める予定となっているようで、
どのような場面で規制するかも示し、この指針を通じて
先ほどの不安の払拭を目指すとされています。
確かにAIの解答を丸写し、では勉強にならない、
とも思うのですが、先日、大学の先生に本件趣旨について
お話を伺う機会があり、
「まずはAIでどう答えるかを調べてそれを書かせ、
そのうえで自分がどう考えるかを書いてもらう」
という試験の方法があるかも、とのご意見をいただきました。
これは面白いですね。
AIの活用と人間の強みの両方が見えてくる気がします。
全体の指針の策定も必要ですし、おそらく貴校園での活用方針も必要でしょう。
今後の時代に合わせた学習環境の整備を進めてまいりましょう。
(文責:吉田)