先週、教育再生実行会議から提言がありましたね。
内容は既にご確認いただいていますでしょうか。
本日のブログでざっと採り上げておきたいと思います。
日経新聞より。
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政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫前早大総長)は3日、新型コロナウイルスを踏まえた教育のあり方に関する提言を菅義偉首相に手渡した。大学への「飛び入学」や大学3年での卒業といった多様な運用を支援する制度を新設するよう促した。
マスコミの報道では上記の通り、
飛び級に関するものが目立っていたような気がしますが、
それ以外にもいくつか内容があります。
日経新聞では下の表が掲載されていましたので、
こちらで項目を確認しておきましょう。
提言はコロナ禍を受け「新たな感染症の流行や災害など不測の事態が生じた際、学びの保障が極めて重要だ」と提起した。高校や大学でオンライン授業を通じて取得可能な単位数の上限を緩和したり、対面授業と組み合わせたりするなど、効果的な使い方が必要だと主張した。
今後の学校がどうあるべきかという点にも関わる、授業の方法。
オンラインを含めて全体としてよりよい教育の実践がなされるよう、
研究が進むことを期待したいですね。
もちろん、私学は進取の精神で、
その研究を先駆けていただきたいと願っております。
そして秋入学は大学での検討を進める一方、
小中高は難しいとの提言であるとみられます。
私学経営上の経営課題としては、
いったん優先度を下げてもいいのかもしれませんね。
そして、記事ではそれほど取り上げられていませんが、
いわゆるEBPM(Evidence Based Policy Making)に関連して、
学習履歴の活用という項目が挙がっています。
貴校園では、学びの履歴の活用は進んでいるでしょうか。
一時、少し熱を帯びた感もあるこの議論ですが、
コロナ禍で後退した感もあります。
ただ、オンライン学習の環境整備と同時に進めることが効率的ともいえる
この学習履歴の活用、今一度意識に置いておきたいと思います。
さて貴校園が特に気になる内容はどれでしょうか。
政策の方向性を把握しながら、学校経営を進めていただければと思います。
(文責:吉田)