少子化はどこまで進むのでしょうか。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
厚生労働省が(1月)23日発表した人口動態統計によると、2023年1~11月の出生数(外国人含む速報値)は69万6886人で、前年同期比で5.3%減少した。11月までの出生数が70万人を割るのは、比較可能な04年以降で初めて。23年通年の出生数は過去最少となる見通しだ。
かなりの確率でそうなるだろうと思ってはいましたが、
思った以上に厳しい減少率になっていることに驚いています。
1~11月の婚姻件数についても、451,769組で前年同期と比べ5.6%減。
コロナが感染症法上の5類に移行した5月以降も婚姻件数は伸び悩んでおり、
回復の兆しも見えない、と記事は指摘しています。
確かにコロナ禍は大きな出来事であったと思いますし、
そのことがきっかけとなって出生率は悪化の方向に進んだ、
と感じてはいます。
が、出生率回復のための根本的な課題はそれではなかった、
とも感じます。
将来に向かって夢を描ける社会を創り出すことこそが必要だと
強く感じさせられます。
教育機関にとって、未来の社会づくりは主要な課題です。
もちろん、私学にとっては通ってくれる子どもたちがいなければ、
大切な教育内容を実践できる機会すら生まれないことになってしまいます。
目の前の子どもたちに、夢を描くための力と希望を、
ぜひとも与えてあげていただきたいと思います。
どの私学もきっと、その役割を果たすだけの存在になれると思いますので。
(文責:吉田)