先日のブログでも、家族のカタチが変わっていっている、
ということをお伝えしたところですが、
こういった統計も注視しておく必要がありそうです。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
生涯にわたって子供を持たない人が2005年生まれの女性(23年に18歳)の場合で、最大42%に達すると推計されることがわかった。男性はさらに多く5割程度になる可能性がある。先進国でも突出した水準だ。子供を持たない人の増加は少子化による人口減少を招くだけでなく、家族による支え合いを前提とした社会保障制度にも変更を迫る。
下のグラフを見ますと、
これまでも世界水準からみると突出して高かったようですが、
これがさらに高まることが推測されている、
ということで、心配が募ります。
最新の推計値は国立社会保障・人口問題研究所(社人研)がまとめる23年将来人口推計報告書に盛り込まれる見通し。
05年生まれの女性(23年に18歳)の場合、子供を持つ人が最も少ないという仮定(低位仮定)では50歳時点無子率が42%になる。最も多いと仮定(高位仮定)しても24.6%。両者の間の中程度の仮定(中位仮定)は33.4%で、3人に1人は子供を持たない人生を送ることになる。
そして、子どもを持つこと以前に、結婚願望も低くなってきているようです。
先ほどのグラフ、そして下のグラフを見ると、
少子化はさらに加速度を増すのではないかと感じます。
将来への不安、自己実現の優先等が一気にしぼむことは考えにくいとすれば、
子どもを持つことに消極的な若者が減ることもまた考えにくく、
私学にとってはさらにマーケットが縮小することは
織り込むべき未来予想図になっているようにも思います。
私学は大型船。急に舵を切ることはできません。
学校規模の再定義、そしてそれに向けた行動計画、収支計画の整備等、
着実な歩みが必要となるでしょう。
ぜひとも早めのご検討をお願いいたします。
(文責:吉田)