寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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18歳、「必ず子を持つ」12%

ショッキングな統計資料です。

将来への希望を感じさせることができていないのは

大人の責任であると感じざるを得ません。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

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日本財団が実施した2022年の「18歳意識調査」で、「必ず子どもを持つと思う」と回答した人は12.4%にとどまった。「多分持つと思う」(33.2%)と合わせても半数に届かなかった。

 

この調査は2022年12月にインターネットで実施され、

17~19歳の男女1000人の有効回答が得られたとのことです。

子どもを持ちたいという想いが希薄になっているどころか、

下のグラフを見ると「絶対に持たない」が1割近くにのぼり、

事の深刻さをよりいっそう強く感じます。

 

 

ただし、「将来子どもを持ちたいと思う」が35.7%、

「どちらかと言えば持ちたいと思う」が22.9%と、

合わせて6割近くの人は持つことを希望していることも分かりました。

 

では子を将来持つうえでの障壁は何なのか。

「金銭的な負担」(69%)がトップ、

続いて「仕事との両立」(54.3%)となっており、

いずれも女性が男性を上回ったそうです。

さらに「時間的な負担」、「精神的な負担」が続きます。

 

どうやら少子化の流れは簡単には止まりそうにありません。

私学においては、学校規模の見通しを厳しく持たざるを得ないのかもしれません。

こういった流れが変わることを期待もしつつ、

一方で冷静に経営の永続を考えてもおきたいですね。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp