コロナ禍で厳しいニュースが多い中、
またひとつ、唸ってしまうニュースです。
日経新聞より。
将来の夢や目標を持つ児童生徒の割合が、新型コロナウイルスの感染拡大前と比べて減っていることが、北海道教育委員会の調査でわかった。2020年8~11月、札幌市以外の道内の公立小中学校に通う全児童生徒を対象に調査し、9割以上から回答を得た。
上のグラフを見て、小学生の減少度の大きさに愕然としました。
「将来の夢や目標を持っているか」との質問に「当てはまる」と答えたのは、
小学生が56.0%、中学生が43.6%だったそうです。
前年度と比較すると小学生はなんと8.2ポイントの減少。
中学生も2.1ポイントの減少となっています。
両者とも、調査を開始した07年度以降で最低を記録しています。
具体的な目標を持つことが難しくなっているということは、
未来に対する意欲を持つことも難しくなっていることが推測されます。
北海道教育委員会の担当者は「休校が長期化し、
同級生らとの関係の中で目標を見つける機会を十分に得られなかった」
と推測しているようですが、確かにそういうこともあり得ますよね。
ただ、グラフを見る限り、小学生については2013年度以降、
ずっと下がってきていて、ここ2年大きく下げていますよね。
少しずつかもしれませんが、目標を持ちにくい環境になってきているとすれば、
それはコロナ禍だけが原因ではないですよね。
貴校園の子どもたちは、目標や夢を描けているでしょうか。
目の前の進学よりも先にあるなりたい姿ややりたいことを
存分に描けるような世の中にしていかないといけないですね。
(文責:吉田)