寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

学童の待機児童1.6万人 働き控え解消、2年連続増

調査時点から時間が経っていますが、定点観測として確認しておきましょう。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

(会員限定記事となっております。ご了承ください)

 

こども家庭庁は(2023年12月)25日、小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)に希望しても入れなかった児童が(2023年)5月時点で1万6276人だったと発表した。前年同月から1096人増加し、2年連続で増えた。

 

この調査は毎年5月に実施されているものです。

学童保育の待機児童については、

ここ数年ずっと増え続けているのではないか、

という印象もあるのですが、やはりコロナ禍の影響は大きかったようで、

流行が収まるにつれ両親らの働き控えが解消してきて、

その結果学童のニーズが高まる、という順をたどっているようです。

 

学年別で見ると、小学4年生が最も多く、前年同月から488人増えて5044人だった。低学年までしか受け皿を用意していない施設は多く、4年生になると預け先がなくなるケースが散見される。

 

なるほど、4年生になると…というのは感覚的にも頷けます。

例えば私学側からの目線で考えますと、小学4年生はちょうど

中学入試のための塾通いが本格化する頃です。

習い事が受験塾へとシフトし、預け先が学習塾、というケースも

相当数あるのではないでしょうか。

学童保育が4年生以降手薄になる、という点は、

私立小・中をお持ちの学校法人さんは意識しておくべきかもしれませんね。

 

ちなみに、昨年5月時点で利用登録している児童数は1,457,384人。

過去最高を更新したそうです。

放課後をどう過ごすか、という点は特に小中学生(校)にとって

かなり大きな課題と言えるようにも思いますがいかがでしょうか。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp