私学経営においては、物価高とともに、
人件費の上昇にも留意が必要です。日経新聞より。
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派遣社員の需要が一段と強まっている。人材サービス大手のエン・ジャパンがまとめた9月の平均時給は、全7職種のうち営業・サービスやIT(情報技術)など4職種で過去最高となった。慢性的なデジタル人材の不足に新型コロナウイルス禍からのリオープン(経済再開)に伴う全国旅行支援の対応業務などの人材需要が重なり、専門スタッフを求める動きが活発だ。
各校園でも人材派遣を活用されているケースは少なくないでしょう。
いろいろな業界で引く手あまたとなっている派遣社員さん、
時給が上がってきているようです。
今回の統計では、全7職種において平均時給が8カ月連続で
前年同月を上回ったそうです。
各校園で気になるのは「オフィスワーク系」に分類される方々、
だと思いますが、やはり時間単価は上がっているとのこと。
求人件数も下の引用の通り、かなり増えているようですよ。
経済再開に関連しては、事務職などの「オフィスワーク系」職種でも人材確保の流れが強まっている。全国旅行支援に向けて旅行業界でのデータ入力など申請業務の案件が増えた。「オフィスワーク系」全体では前年同月比28円(1.8%)高の1598円。10月からの社会保険の適用拡大に向けて給与計算や社会保険に精通した人材が求められている。9月のオフィスワーク系求人件数は前年同月から41%増えた。
今回の統計では、「営業・販売・サービス系」「IT系」
「クリエイティブ系」「医療・介護系」の4職種で過去最高の時給となっていて、
特に学校においても大きなテーマとなりつつあるIT系人材は、
前年同月に比べ85円(3.6%)上昇、平均時給は2421円となっています。
ちなみに、別会社の情報とはなりますが、記事にはこんなことも書かれていました。
同業大手ディップが同日まとめた9月の派遣社員の募集時平均時給(三大都市圏)は前年同月比48円(3.2%)高い1543円だった。「医療・介護・研究・教育系」は64円(4.4%)上昇した。
さらに、日経新聞の別の記事ではアルバイトの時給が上がっているというニュースも。
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リクルートが17日発表した三大都市圏(首都圏、東海、関西)の9月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比31円(2.8%)高い1141円だった。過去最高は2カ月連続。新型コロナウイルス禍からのリオープン(経済再開)や10月からの最低賃金の引き上げといった制度変更に対応する動きが平均時給の上昇につながった。
私学経営において、人件費マネジメントは大きなテーマです。
経営環境を把握したうえで、適切な計画策定をお願いいたします。
(文責:吉田)