不登校の子どもたちの受け皿が増える、
という意味ではいいのかもしれないのですが。
日経新聞より。
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大阪府教育委員会は(2023年12月)25日、学習指導要領に縛られないカリキュラムが組める「学びの多様化学校(不登校特例校)」を、府立高校として設置する方針を明らかにした。府によると、実現すれば公立高では全国初。全国平均より顕著に多い不登校の生徒に対応する。吉村洋文知事は数年以内に設置する意向を示した。
上の文章にもありますが、大阪では不登校が全国平均よりも
「顕著に多い」状況となっています。
その中で、公立校としての特例校を設置するとのこと。
大阪では公立校の統廃合がかなり進んでもいますので、
公的な施策としての妥当性を見ていかねばならないと感じます。
一方で、私学の不登校対策はどのような状況でしょうか。
不登校の背景にはいろいろなものがあるとは思いますが、
子どもたちの豊かな未来のために、
学校生活を十分に経験することの重要性は高いとも感じます。
貴校園に在籍する子どもたちに、どんな環境を準備できるのか。
マクロで考えると同時に、個に着眼してみるのもまた
新たな魅力づくりにつながる可能性があるようにも思うのですがいかがでしょうか。
一方で、必ずしも既存の学校の枠組みにとらわれる必要もないのかもしれません。
教育課程の水準を一定以上に保つ、
ということの重要性は理解できるとしても、多様性を重視するのであれば、
既存の枠組みよりも柔軟な学校のあり方も模索できる気がします。
実際、そのような学校の例も多くなってきていますよね。
国の政策を議論する際にはぜひともそういう視点を期待したいと思います。
(文責:吉田)