日経新聞・地域版の記事から。
東京で開校予定の学校の話題です。
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東京都私立学校審議会は18日、学校法人東京シューレ学園(東京・葛飾)が江戸川区に開設を計画している不登校児のための私立小学校について設置を認めることが適当とする答申を出した。年内にも正式に認可される見通しで、2020年4月に開校する。
「不登校特例校」という制度をご存知でしょうか。
不登校の子どもに配慮し、柔軟な時間割が組めるしくみで、
同校はこの指定を文科大臣から受ける予定だそうです。
ちなみにこの不登校特例校は現在、全国で12校あるのですが、
うち小学校は2校だけで、私立の小学校となると初めて、とのことです。
ちなみにこの学園はすでに特例校の中学校を運営しているそうで、
すでに経営ノウハウもおありなのでしょうね。
このたび開講する小学校では近隣自治体などからも
子どもを受け入れる予定とのことで、学区の制約がある公立と異なり、
私学ならではの強みが発揮される好例といえるかもしれませんね。
近時、私立小学校の児童募集は二極化が進んでいるように感じます。
将来の各校園の在り方については、
それぞれにしっかりと構想を練っておくべきでしょう。
今回ご紹介したこの小学校は、開校当初4、5、6年生のみ計51人を受け入れ、
全学年がそろう2024年度の総定員は70人を予定しているとのこと。
今後の経営にも注目したいと思います。
(文責:吉田)