寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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「AIネイティブ」揺れる教育

私たちが生まれた時の環境と、

現在の子どもたちが生まれた時の環境は大きく異なります。

AIネイティブを将来に向けどう育てるか、

は学校にとっても大きな課題ではないでしょうか。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

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受け入れか、排除か。優れた対話能力をもつ人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」などの扱いを巡り、学びの場が揺れている。

「教育現場におけるAI活用のフェーズが変わった」。3月下旬、チャットGPTを含むAIの活用指針を公表した東京外国語大の青山亨理事は語る。従来のAI活用は機械翻訳のように「言語を学ぶ補助」の枠内にとどまっていた。

 

ほんの数年、いやもっと短い期間で、AIは目覚ましい進化を遂げる。

ChatGPTを試してみると、そんなことが実感できます。

 

東京外大や東京大も、ChatGPTの活用ルールを模索し始めていることが

記事には書かれています。

一方で、上智大は教員が許可した場合を除き、リポートや論文を書く際に

使うことを禁止。ニューヨーク市も学校での使用を禁止したそうです。

 

高校教諭出身でAIを使った教育に詳しい佐藤俊一・元山形大教授は「疑問を持つことは人間にしかできない。課題を見つけて問いを立て、定まった正解がない中で最適解を模索する『探究型』学習への転換が急務だ」と訴える。

 

中高での学習において、探求型に力点が置かれる方向性にあることは

すでに周知の事実ですが、さてその実態やいかに。

貴校園ではどのような取組がなされているでしょうか。

そしてその背景に、AIの存在はきちんと認識されているでしょうか。

この記事の最後にかかれていた以下の内容が、

私学で研究すべきテーマを示しているように思うのですがいかがでしょうか。

 

AIによる研究が進む囲碁でも人間同士の勝敗を分けるのは思考力となる。

史上最年少の13歳11カ月でタイトルを獲得した仲邑菫女流棋聖は「AIが示す手だけ打っていても失敗する。自分の棋風に合った手を打つのが一番大切だ」と語り、国内第一人者の井山裕太王座も「AIをどう自分なりの手に落とし込むかが大事」と強調する。

AIが進化するなかで人が学ぶべきことは何か。答えを見いだしたとき、人づくりの未来が開く。

 

(文責:吉田)

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