公立小学校でも教科担任制が進んでいるようですね。
日経新聞より。
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2022年度から小学校で本格的に始まった教科担任制で、6年生の理科では公立小の65.4%が導入したことが(4月)20日、22年度の文部科学省調査で分かった。本格導入前だった18年度調査より17.6ポイント上昇。担当者は同制度について「専門的な指導ができ、教員負担も軽くできる。引き続き推進していく」と話した。
以前にもこのブログでお伝えしたかもしれませんが、
文科省は2022年度から、高学年でつまずきやすいとされる
理科・英語・算数・体育の4教科において、
専門免許を持つ教員が授業を受け持つ教科担任制を政策として開始しました。
対象は5・6年生で、学級担任以外の教員を手厚く配置できるよう
予算措置もされています。
調査結果によりますと、6年生では
・理科:65.4%(2018年度比17.6ポイント増)
・英語:48.9%(同29.6ポイント増)
・算数:15.9%(同8.7ポイント増)
・体育:21.7%(同11.2ポイント増)
と、4教科とも教科担任制が進展していました。
5年生もほぼ同じ結果だったそうです。
私立小学校では教科担任制は今や常識レベル、
となっているかもしれませんが、
公立校でも予算措置がなされている背景もあり、
今後ますます増えていくことが予想されます。
形式よりも中身に論点が移っていくのかもしれませんね。
ちなみに、今回の調査では各校が立てた年間授業計画も尋ねられており、
小5(1こま45分)では、文科省が標準とする1015こまを超えるのは85.2%と
大半を占めていました。うち、「1156こま以上」の大幅な超過は10.4%。
授業計画の具体については各校園の方針や教育目標に従いますので、
この点は改めて確認しておきたいところです。
(文責:吉田)