教育現場でのAIの活用をめぐり、議論が熱くなってきましたね。
日経新聞より。
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生成AI(人工知能)を教育に活用するための国の指針づくりが本格化する。中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の有識者会議が(5月)16日に初会合を開き、内容の検討を始めた。授業での活用法や利用を禁じるケースを盛り込み、夏までに公表する。
初会合はちょうどひと月ほど前になりますね。
夏に公表予定の指針に盛り込まれる主な項目は下の図の通りです。
現状、日本はIT活用スキルがそれほど高くない、というふうに考えられます。
スイスの国際経営開発研究所(IMD)がデジタル技術を活用する
国・地域の力を比較した2022年の「世界デジタル競争力ランキング」で、
日本は63カ国・地域中29位。
さらに、「デジタル・ITスキルを持つ人材の豊富さ」は62位。
学校の役割は決して小さくない、と思わされますね。
なお、活用が期待される「ChatGPT」ですが、
規約で13歳未満の利用を認めておらず、
17歳以下は保護者の許可が必要とされています。
この点を踏まえますと、例えば小学校や中学1年では、
教員が自身の端末で使い方を見せる形の授業も想定される、
と記事には書かれています。
現行の学習指導要領は「情報活用能力」を学習の基盤として位置づける。新型コロナウイルス禍で小中学生1人1台の学習用端末も全国に行き渡った。生成AIへの対応をきっかけにデジタル技術を生かした教育への転換がさらに進む可能性がある。
貴校園でのデジタル教育は今後どのように進んでいくのでしょうか。
公立校でもおそらく進展していくであろうこの分野、
私学はぜひとも進取の精神で進めていっていただきたいと思います。
(文責:吉田)