入試シーズン真っ只中ですね。
オンライン入試も進歩してきているようですよ。
日経新聞より。
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オミクロン型の流行など新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、オンライン形式の入学試験を導入する大学が増えてきた。各校はカンニングなどの不正防止やセキュリティー対策といった課題に対し、手探りで向き合っている。
この記事で紹介されているのは国際教養大学の入試。
同大は2021年度入試から総合型選抜や学校型選抜でオンライン化を進め、
22年度入試までに500人以上の学生が利用するとのこと。
導入のきっかけはコロナ禍での大学閉鎖で、
県外からの受験者が多いという特徴が後押しした格好です。
実施当初は、当日に音声トラブルなどが多発したそうですが、
現在は、企業向けのオンライン面接サービスに実績がある
某企業のシステムを活用、事前チェックで受験生の接続状況を把握し、
「試験当日もトラブルなく、安心して進めることができた」
とのことです。
オンライン入試では会場実施以上に、
不正行為の防止と受験生の公平性担保が課題です。
とある企業のオンライン試験サービス「スマート入試」では、
下の絵のように、パソコンと同時にスマートフォンのカメラを使用し、
2つのカメラで不正を防ぐ形で実施されています。
コロナ禍中であった2021年度入試では、オンライン化が一定程度進んだと、
記事には下のグラフが掲載されていました。
うーむ、増えてはいるのでしょうが、まだまだ割合は小さいですね。
例えば桜美林大学では、2022年度入試において
形式を対面もしくはオンラインの選択制にしたところ、
後者を選んだ学生は約3割にとどまったそうです。
他大学では、いったんオンライン入試を採用しながら、
とりやめる大学が現れるといった揺り戻しも起きているようです。
感染者数の急拡大で入試方法も改めて検討する機会が増えているであろう
この時期において、改めてオンライン実施について
正面から考えてみる必要もありそうな気がするのですがいかがでしょうか。
(文責:吉田)