寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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大学入学共通テスト 日程決着

大学入学共通テストの時期について、

6月中はいろんな記事が新聞紙上を賑わせました。

ふりかえりつつ、まとめておこうと思います。

 

最初は高校側の要望についての記事が続いたような気がします。

しかもその要望が二転三転した印象も。

こんな記事が掲載されたのが6月11日でした。

www.nikkei.com

文部科学省は(6月)11日、2021年度の入学者を選抜する大学入試の日程などを関係団体と協議する初会合を開いた。全国の高校に対して実施した調査結果が示され、大学入学共通テスト(20年までは大学入試センター試験)について「予定通りに実施すべきだ」と回答したのは約7割だった。

 

ところがこの2日後、先の記事と矛盾する、こんな記事が掲載されました。

www.nikkei.com

全国高等学校長協会(全高長)は(6月)13日、47都道府県の代表者と協議し、大学入試の日程を1カ月延期するよう求める方針を決めた。文部科学省や大学団体に近く要望書を提出する。大学入学共通テスト(2020年までは大学入試センター試験)を含めた全ての選抜を対象とする。

 

さらに2日後、大学側の意向に関する記事も入ってきました。

www.nikkei.com

国立大学協会(国大協)は(6月)15日の総会で、2021年度の入学者を選抜する大学入試について「現状は日程をずらすべきではない」との見解で一致した。新型コロナウイルスへの対応を巡り、文部科学省が(6月)17日に国大協や高校関係者らを交えて開く協議で表明する。

 

そして決着は19日。

ずっと2日刻みで動いているのが面白いですね。

www.nikkei.com

 文部科学省は(6月)19日、2021年度の入学者を選ぶ大学入試全体の指針「大学入学者選抜実施要項」を発表した。大学入学共通テストの本試験を「第1日程」、2週間後の追試験を「第2日程」とし、休校で学習が遅れた現役の受験生が選べるなどの配慮事項を盛り込み同日、大学側に通知した。

 

最終確定と思われる記事は今月初めに出ています。

www.nikkei.com

大学入試センターは30日、2021年度大学入学共通テストの実施要項を公表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、21年1~2月にかけて3つの日程を設けた。現役生は学校長の承認があれば、出願時に第2日程(追試験)での受験を選べることも盛り込んだ。

 

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今年の受験生は本当にいろいろと大変だろうと思います。

そして、それを支える学校もまた、大変なことが多いと思います。

それぞれに最善を尽くして、進路開拓に向かっていかれますように。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp