昨日の話題と近くなりますが、ご容赦ください。
民間企業では学校よりも速いスピードで研究が進んでいるようです。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
人工知能(AI)教材を手掛けるスタートアップのatama plus(アタマプラス、東京・港)は、自社教材を使用する学習塾をフランチャイズチェーン(FC)で展開する。講師1人で30人の生徒に対応でき、人手が不足する塾にも導入しやすい。塾の効率的な運営を後押ししながら、AI教材の普及を拡大する狙いだ。
上の文章でも書かれている通り、この塾は、
1人の講師で最大30人の生徒に対応するモデルを基本としています。
記事には、
生徒は自身の目標や習熟度に合わせた内容をAI教材で学習するため、講師が個別に勉強を教える必要がない。
とあり、AI教材を使って学習する形式を採ることによって、
クラス内の生徒数を大きくできることが示唆されています。
この塾では講師の役割を「生徒の学習モチベーションを高める」
「進路指導の相談に乗る」といったものと位置付けています。
AIと人間のそれぞれの強みを生かした役割分担、ということなのでしょうね。
今回は学習塾の話題でしたが、学校自身でも、
教員確保が今後さらに難しくなることが想定される中で、
授業の質を保つ、あるいはさらに上げるといったことを
実現するためには相当な工夫が必要だろうと思います。
この点、今回の記事は参考になるところはないでしょうか。
これまでと同じことを、同じ布陣で、同じようにやり続けるのは、
破綻への道をまっしぐらに進んでいるようなものだと感じます。
何を続け、何を止めるのがよいのか。
誰がそれをするのがよいのか。
どんなふうに実行すれば、よりよくできるのか。
人間らしく、工夫を凝らして、未来の学校運営を考えたいものです。
(文責:吉田)