いろんな認証制度ができますねえ。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
政府は2024年度にも国際化に取り組む大学を認証する新制度をつくる。留学生の積極的な受け入れ・派遣など一定条件を満たせば「グローバル大学」として国がお墨付きを与える。33年までに留学生50万人を送り出す目標に向け人材育成の拠点とする。
留学生を派遣する、そして留学生を受け入れる、
両方の観点で条件設定がなされるようですね。
認定要件として想定されているのは、外国人の教員や国際的な論文の数、
留学生の受け入れ・派遣の規模などを設ける想定、と記事に書かれています。
これまでもこれに似た制度があり、それが
「スーパーグローバル大学創成支援事業」。
世界トップレベルの大学との連携や学生の育成に力を入れる大学に対し、
現在、北大・東大・慶大・早大など37校が選ばれているそうで、
今回の記事にある新制度は2023年度末で終了する上記事業の
後継と位置付けられているようです。
ただし、新制度には補助金の給付は予定されていないようで、
政府の認証を通じ、手厚い留学支援や充実した国際教育を受けられる大学である、
ということを国内外に周知することになるそうです。
新旧の制度ともに大学が対象となっているものですが、
今後を見据えれば、中高においても国際交流がより活発に行われ、
外国への留学、外国からの留学ともに増えていくことも想定できます。
留学と一口に言っても、期間の長さもまちまちですので、
留学生が何人いる、というだけでは測ることのできない
取組みの奥深さはあるでしょう。
ただ、私の経験上、留学生が多くやってくる、あるいは多く輩出している
私学においては、その取組みはおのずと深みも帯びてくるように感じます。
さて貴校園はどのような国際化、グローバル教育を実践されますか。
そのことが子どもたちの可能性を広げてくれることを願ってやみません。
(文責:吉田)