白書のネーミングがショッキング過ぎて、
あまり文字にする気力が出てこないのですが、
やはり向き合うべき問題ですので採り上げます。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
政府は(10月)20日、2023年版自殺対策白書を閣議決定した。22年の自殺者数は2万1881人(前年比874人増)。男性は1万4746人(807人増)で13年ぶりに増加し、女性は7135人(67人増)と3年連続で増えた。小中高生は514人に上り、過去最多だった。
自ら死を選ぶほど、追い詰められた状況に陥るのは本当に辛いことです。
どんな年齢であれ境遇であれ、死は自然に近づいてくるものですから、
それまでの時間を楽しく幸せに過ごすことは
誰しもにとっての一番の権利だと思うのですが、
それを実現できていないこの社会、
まだまだ良いものにしていかなくてはなりません。
小中高生の自殺者数が過去最多になったこともあるのでしょう、
今回の白書では高校生に着目したうえで、その原因による分類が
なされたようです。
全日制の生徒はいじめなど「学校問題」の占める割合が大きく、定時制・通信制は「健康問題」が最も多かったとした。
原因・動機(4つまで選択)の項目見直しで新たに加わったものでは「性的少数者であることの悩み・被差別」31人、「SNS・インターネット上のトラブル」33人などがあった。
記事に書かれているいくつかの要因は、
まさに時代を映す鏡であるとも言える気がします。
人同士の関わりが、温かく、優しいものでありますように、
と願わずにはいられません。
そして子どもたちにとって、学校という場の存在は
シェルターにもなれば、刃にもなるとも感じます。
学校に関わる皆さんが、子どもたちの様子により心を向けていただけるよう、
余裕を持ってお仕事ができる環境になることも願っております。
(文責:吉田)