私学ではすでに当然、になっているでしょうか。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
全国学力テストの学校アンケートでは、GIGAスクール構想で全小中学生に配布されたデジタル端末の活用が進んでいることが分かった。2022年度の授業での活用状況を尋ねたところ、「ほぼ毎日」は小学校65.3%、中学校62.8%となり、21年度よりそれぞれ7.0ポイント、7.3ポイント増えた。
頻度が上がればそれでいい、というものでは決してないでしょうし、
使用過多による健康被害ももちろん留意が必要だとは思いますが、
教育技術のひとつとして、せめて毛嫌いせずに使う、
というレベルにはどの学校でも早く至る必要があるように思います。
新たな取組には必ずリスクを伴いますが、
そのリスクの重大性をきちんと評価したうえで、
むしろ「使わない」という不作為によって失われるものをも
しっかり評価して、活用を進めていただきたいと願っております。
ちなみに今回、端末の家庭への持ち帰りについても調査されており、
「毎日持ち帰って毎日利用」が小学校で18.7%・中学校で23.5%、
「毎日持ち帰って時々利用」が小学校で13.9%・中学校で18.4%と、
いずれも前年度より増加したそうです。
「持ち帰ってはいけないことにしている」
「臨時休業などの非常時のみ」とした学校は大幅に減った、
と記事にありますが、ということはまだそういう学校も存在する、
ということでもありますね。
私学では教育技術を積極的に開発していただきたい、
と私は強く願っています。
その意味で、デジタル端末をより効果的に用いることや、
アナログツールとの掛け合わせをよりよく行うことなど、
日ごろの活動を通じて改善、改良が進めばいいですね。
なお、今回の調査では学習活動以外での活用も初めて尋ねられており、
児童生徒の心身の状況を把握するために週1回以上使っている、
というケースもそれなりの率に上りました
(小学校35.5%、中学校36.2%)。
児童生徒へのオンライン相談・支援も実施されるケースが増えています。
活用の幅が広がることを期待しています。
(文責:吉田)