一度は本格導入が決まりながら、
それが取り下げられた影響は大きいのかもしれません。
日経新聞より。
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国公私立大学が実施した2022年度一般選抜で、入試全体のうち24.3%で英語の民間試験を合否の判定などに用いたことが(3月)31日、文部科学省の調査で分かった。20年度の前回調査(16.4%)から7.9ポイント増えた。
この調査、全国の大学約780校などを対象に実施されました。
記事では「以前より増加した」というトーンで記載されていますが、
その増え方はやはりそれほどでもない、というのが私自身の印象です。
ちなみに、学校推薦型選抜で英語民間試験の結果を活用する大学は
前回比4.4ポイント増の26.0%で、
書類や面接などを組み合わせる総合型選抜ではほぼ前回並み(33.9%)だった、
との調査結果が記事には書かれていました。
一方、選抜方法に関しても調査されていて、
総合型が全体の19.3%(前回比5.9ポイント増)、
一般型は49.7%(同2.5ポイント減)で5割を切りました。
学校推薦型は31.0%(同3.1ポイント減)でした。
また記述式の出題の有無については、
国公立大の一般選抜ではほぼ全てが記述式問題を出題した一方、
私立大は40.2%となっています。
採点の難しさが影響しているように感じます。
入試の多様化はなかなか進みにくいのかもしれませんが、
それでも徐々に変わってきてはいるようです。
貴校園の入試、そして進学へのご対応はいかがでしょうか。
今一度、ご確認いただければと思います。
(文責:吉田)