先日お伺いした学校でこんなお話を聞きました。
現在の高校のトピックは3つ。
1つは、18歳選挙権をめぐる指導について。
1つは、マイナンバーの取扱いについて。
1つは、ストレスチェックについて。
…なるほど、その通りだなあ、と深くうなづいた次第です。
この3つ、巷でも情報が飛び交っている昨今。
特に学校では敏感にならざるを得ない話題だと感じます。
18歳選挙権に関する話題は、マスコミでも多く採り上げられていますね。
例えば、こんな感じで。
有権者混在する高3への対応課題(1/2ページ) - 産経ニュース
政治活動、と言われればそうなのかもしれませんが、若い世代の意見形成に対してあまり細かな口出しをするのは大人として余裕がなさすぎるのでは?などとも感じるところです。
ただ、勝手な感想を言っていられるのは外野だけであって、学校現場においてはその指導について非常に気を遣われることと思います。
学校、そして先生方のご苦労に頭が下がります。
マイナンバーはこの10月から通知が始まるということで、情報がよりいっそう多く出回っています。
が、マスコミや公的機関からの情報のほとんどは各個人に向けられたものです。
マイナンバー:大切に保管を…通知開始、届いたらどうする - 毎日新聞
一方、事業所向けの情報はと言えば、私の勝手な感想ではありますが、どうも業者主導のものが多い印象があります。
マイナンバー導入をビジネスチャンスと捉える企業はここぞとばかりに販売攻勢をかけてきている様子。
中には、やや不安をあおりすぎていると思われる情報もあり、私のもとにもそのようなご相談をいただくケースがあります。
いわゆる個人情報の取扱いが適正になされていれば、今回のマイナンバーについても同様のセキュリティ対策を、というのが原則のはずです。
交錯する情報に惑わされ、過剰投資…ということのないように、慎重に対策を練っていただければと思います。
そしてストレスチェック。こちらも私学において対応が求められます。
厚労省には以下のようなまとめのページが用意されていますのでご参考までに。
職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策・心身両面にわたる健康づくり(THP)|厚生労働省
ストレスチェックは制度上のことですが、各校でお話を伺っていると、先生方の働き方そのものについてしっかりと考え、その考察結果を受けてしくみを変えるなどの必要性が高まっている私学さんも少なからず存在するように思います。
国の施策等をきっかけとして、自校のよりよい環境整備へとつなげていただければと願っております。