男性の育休も「当たり前」が近づいてきました。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
東京都が実施した「男性の家事・育児実態調査」によると、都内在住の男性の育児休業取得率は47.6%だった。子供が0歳児では58%、1~2歳児では51.5%といずれも半数を超えた。
この調査は今年7~8月に、子育て世帯など東京都内在住の男女5000人を対象に、
インターネットで実施されたものです。
ひょっとすると、全国ではもう少し率が落ちるのか、
あるいは地域によってもっと率の高いところがあるのか、
詳細について調べることはできていませんが、
東京都については低年齢において過半数が取得している
という結果になったようです。
男性が育休(東京都では「育業(いくぎょう)」と呼んでいるそうです)を
取得できた理由としては、
「職場が育業しやすい、育業を言い出しやすい雰囲気だった」
が49.3%を占めています。
やはり職場の環境整備がとても重要なのですね。
記事には、取得率は年々上がっているとみられる、ともありますので、
そういう職場の環境整備が進んでいる、ともいえるのかもしれません。
さて私学はどうでしょうか。
こういったことに後れを取りがちな学校現場ですが、
私の関わる私学では今回の統計同様、育児休業の取得は
結構増えてきている印象があります。
もし貴校園がまだあまり…ということであれば、
ぜひとも体制の整備を進めていただければと思います。
ちなみに、現状においては休暇の取得期間が1日~5日未満が
24.3%と最も多くなっている他、全体の約4割が2週間未満にとどまっています。
さらに、家事・育児の分担では男女の認識の差が依然大きく、
夫婦間の分担に満足していると回答した人は男性では約8割なのに
女性では5割を切っています。
改善の余地がまだまだあるうちに、
私学の労働環境がよりよくなることを願っております。
(文責:吉田)