いよいよ公務員も週休3日になっていくのでしょうか。
日経新聞より。
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人事院は今夏に出す国家公務員の働き方に関する「人事院勧告」に、育児や介護といった事情がなくても「週休3日制」を取得可能にする法改正を盛り込む検討に入った。フレックスタイム制を利用することを条件とする。長時間労働などによる人材の霞が関離れが深刻な状況を踏まえ、多様な働き方を選択できるよう政府に改善を促す。
国家公務員の休日は特別法に定めがあり、
29万人ほどの一般公務員の休日は土日と規定されています。
ただ現在も、育児や介護などの理由でフレックスタイム制を利用する場合のみ、
土日以外に休日を1日設けることができることとされています。
この場合でも、1週間に38時間ほどの勤務時間枠は維持されています。
今回の記事では、上記の規定を変え、
フレックスタイム制を利用していれば事情を問わずに週休3日制を選べる、
ということになりそうです。
現状はフレックスタイム制の利用者は全府省の平均で7.7%しかいませんが、
これも業務内容によって判断する方向で検討されるようです。
なぜこのような制度変更がなされるかと言えば、
やはり志願者の低迷が主な理由となっています。
2023年度の春の国家公務員総合職試験への申込者数は
過去2番目に少なく、この10年間で3割ほど減っています。
まさに、働き方改革が急務、というわけです。
さてこの事情、どこかでも聞いたことがありますね。
そう、私学でも同じ状況があると感じます。
週休3日制がいいかどうかは別としても、
働き方が少しでも柔軟になれば、
教員を志していただきやすくなることは間違いないでしょう。
貴校園の働き方改革の現在地はどこでしょうか。
それは貴校園で働くことを希望される方にとって、
適したものになっているでしょうか。
ぜひご確認いただければと思います。
(文責:吉田)