寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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校長ら管理職 初の2割超

何が何の2割超なの?と思われた方もいるかもしれません。

2割って少ないよね、と思われた方もいるかもしれません。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)

 

公立の小中高校などの管理職(校長、副校長及び教頭)に占める女性の割合が2021年度、初めて2割を超えた。一方で、都道府県により登用には大きな差が生じている。

 

以前もこのブログで、学校の女性管理職の少なさについては

採り上げたことがあったかと思います。

今回、最新の調査結果でその割合が初めて2割を超えた、と。

下のグラフを見れば、確かにその割合は右肩上がりにはなっています。

 

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公立学校のデータになってしまうのですが、

文部科学省が2021年12月に発表した人事行政状況調査によれば、

全国の公立学校で管理職を務める女性は同年4月時点で21.1%。

学校別では、小学校が26.9%、中学校・義務教育学校は12.8%、

高校・中等教育学校は11.1%と、学校種が上がると割合が減ります。

 

さらに、都道府県別ではかなり差が大きく、

最も割合が高い石川県は37.7%なのに対し、

最低の福島県と北海道は9.5%となっています。

 

石川県教育委員会では、2005年から、

小学生以下の子どもを持つ教職員向けに

年休の連続取得ができる「ファミリー休暇」を実施するなど、

子育て世代の教員の働き方を改善している、とのこと。

文科省の担当者は「女性は出産や育児でキャリアを中断する人が多い。先進的な地域では、管理職試験の年齢制限の緩和なども行っている」と説明する。こういった地道な取り組みが成果につながったようだ。

 

さて貴校園では、管理職のなり手が問題にはなっていませんか。

私学に関わっている私自身、やはり女性の管理職は少ない、

ということを常々感じております。

本当の意味での機会均等を実現できるよう、

働き方からしっかりと見なおしておきたいですね。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp