本日は手短に、ESDの話題をお届けします。
日本経済新聞より。
地球規模の課題を考える教育拡充、重点校選び費用補助 文科省 :日本経済新聞
最近、よく耳にするようになったESDという略語。
日本語では「持続可能な開発のための教育」と訳されていますが、これは国連教育科学文化機関(ユネスコ)が推進している、環境破壊や貧困といった地球規模の課題を考える教育を指す用語です。
今回ご紹介している記事には、
国内ではユネスコスクールに指定された公立小中学校を中心に、総合学習の時間などで取り入れられている。成績評価はしないが、文科省は「学習意欲や思考力、判断力の向上に効果がみられる」としている。
というふうに紹介されています。
そしてこのESDの充実、さらには国際社会で活躍する人材を育てることを狙って、文部科学省は2016年度から実践校への支援を広げることを予定しているようです。
先日ご紹介した2016年度予算の概算要求には、このESD関連事業費として約3億円が盛り込まれています。。
私自身、ESDやユネスコスクールについてほとんど知識がなかったので、このたび初めてユネスコスクールの加盟校にどんな学校があるのか調べてみたのですが、その多くは公立校のようです。
ただ、数は決して多くないですが私学も加盟校に数えられていますし、今後の国内における教育施策との整合性を考えても、決して軽視できない取り組みではないかと感じています。
御校での教育内容を考えるにあたっても、一度ご検討いただいてはいかがでしょうか。