寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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平成26年(2014)人口動態統計(確定数)の概況

本日は人口関連の統計をご紹介します。記事は2本です。

まずはYOMIURI ONLINEより出生率の話題。こちらは簡単に。

 

14年の合計特殊出生率、1・42で確定 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

合計特殊出生率」は1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数。

この数字が1.42で確定した、というニュースです。

ちなみにこの数字、前年よりも0.01ポイント減って、9年ぶりに減少に転じたとのこと。

少子化の流れは簡単には止まりそうもありません。

 

そして、このニュースの基になっているデータがこちら、人口動態統計です。

厚生労働省HPにデータが掲載されています。

 

平成26年(2014)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省

 

先ほどの合計特殊出生率を含め、結果の概要をみるとおおよその数字がつかめます。

以下、転載させていただきます。

1 出生数は減少
出生数は 100 万 3539 人で、前年の 102 万 9816 人より 2 万 6277 人減少し、出生率(人口千対)は 8.0 で前年の 8.2 より低下した。合計特殊出生率は 1.42 で前年の 1.43 より低下した。
母の年齢(5歳階級)別にみると、出生数は 14 歳以下及び 20~39 歳の各階級では前年より減少したが、15~19 歳及び 40 歳以上の各階級では増加した。合計特殊出生率の内訳は 20~29 歳の各階級では前年より低下したが、15~19 歳及び 30~49 歳の各階級では上昇した。なお、30~34 歳の階級が最も高くなっている。
出生順位別にみると、出生数はいずれの出生順位も前年より減少した。合計特殊出生率の内訳は第1子及び第3子以上は前年より上昇したが、第2子は低下した。
母の年齢(5歳階級)別と出生順位別を併せてみると、出生数は 20~34 歳の各階級ではいずれの出生順位も前年より減少したが、40~49 歳の各階級ではいずれの出生順位も前年より増加した。合計特殊出生率の内訳は 20~29 歳の各階級ではいずれの出生順位も前年より低下したが、35~44 歳の各階級ではいずれの出生順位も前年より上昇した。

2 死亡数は増加
死亡数は 127 万 3004 人で、前年の 126 万 8436 人より 4568 人増加し、死亡率(人口千対)は 10.1 で前年と同率となった。
死因別にみると、悪性新生物の死亡数は 36 万 8103 人で、死亡率(人口 10 万対)は 293.5であり、死亡総数の 28.9%を占めて死因順位の第1位となっている。なお、第2位は心疾患、第3位は肺炎である。
年齢調整死亡率(人口千対)は男 5.0、女 2.6 で、男女ともに前年の男 5.1、女 2.7 より低下した。

3 自然増減数は減少
出生数と死亡数の差である自然増減数は△26 万 9465 人で、前年の△23 万 8620 人より 3万 845 人減少し、自然増減率(人口千対)は△2.1 で前年の△1.9 より低下し、数・率ともに8年連続でマイナスかつ減少となった。

4 死産数は減少
死産数は 2 万 3524 胎で、前年の 2 万 4102 胎より 578 胎減少し、死産率(出産(出生+死産)千対)は 22.9 で、前年と同率となった。

5 婚姻件数は減少
婚姻件数は 64 万 3749 組で、前年の 66 万 613 組より 1 万 6864 組減少し、婚姻率(人口千対)は 5.1 で前年の 5.3 より低下した。

6 離婚件数は減少
離婚件数は 22 万 2107 組で、前年の 23 万 1383 組より 9276 組減少し、離婚率(人口千対)は 1.77 で前年の 1.84 より低下した。

 ちなみに、出生数-死亡数はほとんどすべての都道府県でマイナスの数字になっているのですが、これがプラスになっている県が3県(愛知、滋賀、沖縄)ありました。

地域ごとに人口の増減の状況にはかなり差があるように感じます。

 

人口は将来を見通すときに最も重要な指標になります。

御校の事業計画にもぜひご活用ください。