梅雨らしい天候になってきたここ大阪市内。
季節の歩みは生真面目なほど着実ですね。
さて本日は日経のニュースをお届けします。
(この記事は会員限定です。ご容赦ください)
日本経済新聞さんは主に経済効果の側面からこのニュースを配信されていますね。
その記事によれば、野村総合研究所の調べとしたうえで、
・小中高の公教育における国内ICT市場(機器やソフトウエアを含めて)が、2012年の730億円から、2020年には3,222億円に拡大する見込み
・大学や塾などを含めると2020年には1兆円超になる
と報じています。
本件関連では政府が2014年度から4年間で総額6,712億円の予算を設けることもあり、IT各社がシェア争いのために新商品開発をはじめしのぎを削っている様子が記事に記されています。
また、少し以前になりますが、こんなニュースも流れていました。
リセマムより。
小中学校のICT整備率、プロジェクター9割・電子黒板8割…JAPET調査
これは日本教育情報化振興会(JAPET)がまとめた第9回「教育用コンピュータ等に関するアンケート調査」報告書に関する記事。
教育の情報化の実態や現場の意識について平成25年8月~10月に実施された調査で、公立校のみが対象になっています。
ちなみに報告書はこちらからダウンロードできます↓
主な調査結果は次の通りです。
〇学校のコンピュータ教室に1人1台の環境が整備されている割合…小学校77.1%、中学校95.7%
・コンピュータ教室の使用時間…小中学校ともに週に10時間に満たない学校の割合が80%超
〇普通教室への大型提示装置の整備状況(小学校と中学校の合算)
・学校に1台以上ある割合…「プロジェクター」90.6%、「電子黒板」75.3%、「50インチ以上の地上デジタルテレビ」66.2%
〇児童・生徒用タブレット端末の導入状況
・「導入していない」90.7%、「グループ学習用」5.3%、「40台程度(1クラス分)」1.5%、「特定の学年・クラスに1人1台」0.8%、「全児童・生徒1人1台」0.7%
環境整備は進んでいますが、活用、というところまで至っているのかは微妙な印象です。
デジタルの良さ、アナログの良さは人によってそれぞれ価値観が異なるところかもしれませんが、少なくとも両者の特性を知ったうえで、自分の経験飲みに頼らない判断をする必要がありそうです。
何せ私たち世代はこのようなツールを用いた授業を一切受けてきていませんから、どうしても「昔はよかった」といった感慨に流されそうになってしまうもの。
新たなものへの挑戦心を失わぬように意識したいものです。
(文責:吉田俊也)
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