少し時間は経ちましたが、
その事故の痛ましさはなかなか消えるものではありません。
そしてこの後も幼児や生徒が被害者となる事故や事件が相次いだことも、
まだまだ記憶に新しいところです。
日経新聞より。
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大津市で散歩中だった保育園児2人が死亡した事故を受け、警視庁は幼稚園や保育園の通園・散歩ルートの安全確認に乗り出す。管内の各園と連携してルートを点検し、危険箇所があれば対策を講じるよう(5月)21日付で各警察署に通知した。同庁で小学校の通学路で同様の取り組みはあるが、幼稚園や保育園向けは初めて。
この事故をめぐっては、園の責任をめぐる議論が巻き起こりました。
園に責任はない、という意見が大勢であったと感じましたが、
それでも私が知る限り、各幼稚園・保育園では
散歩や園外保育の場所やルートの再点検を行い、
また教職員に再度安全に関する徹底を通知し、
日常に潜む危険性を改めて調査されていました。
本当に頭が下がる想いです。
通学バスを待つ子供たちが襲われたあの事件の後も、
どう安全を確保するのか、模索が続きます。
教育機関にとって「安全」は最優先のキーワードとされています。
そして安全確保のために、各校園は細心の注意を払っておられます。
これ以上、となるとやはり必要なのは「地域との協働」ではないでしょうか。
昔は子どもの行動が地域に見守られていました、ごく自然に。
学校自身が地域との関係を見直し、強化していくことはもちろんですが、
地域で子どもを育てる社会が復活することを願ってやみません。
(文責:吉田)