喫煙場所の制限が、禁煙の動きを活発化させているのでしょうか。
場所だけでなく、時間による喫煙制限が広がっているようです。
日経新聞より。
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企業が従業員の喫煙を抑える取り組みを加速する。味の素グループは就業時間に喫煙するのを一切禁じる。社内で認めない例は増えてきたが、社外での行動まで対象にするのは珍しい。ファイザー日本法人はたばこを吸う人を採用しないことを決めた。2020年に受動喫煙を防ぐための改正健康増進法が全面施行されるのを背景に禁煙を進めて生産性を上げ、採用でも優位に立つ狙いだ。
上記は記事冒頭の文章です。ここにエッセンスが詰まっていますね。
まずは「社外でも禁煙」という点。
社外で吸っててもバレないのでは?!というご意見もあるかもしれませんが、
仮に実効性の担保が難しくとも、
その方針を掲げることで行動は変わってくるでしょうね。
そして「喫煙者の不採用」。
これは禁煙希望の若者の採用を促進する効果も期待してのこと、
のようです。採用難時代のひとつの工夫なのでしょうね。
最近は「健康経営」というキーワードもあり、
記事にある味の素でも社員の健康増進を積極的に進めているそうです。
人事担当マネージャーは
「メンタルヘルスや血糖値・血圧などの健康問題とともに、
禁煙の取り組みが欠かせない」とコメントされています。
米研究機関の調査では、喫煙者は体調への悪影響などから通常通り仕事をこなせなかったり、欠勤したりすることによる「生産性損失時間」が年に130時間に達すると試算する。非喫煙者より52時間長い。
喫煙者が病気になれば医療費もかさみ、財源の保険料の企業負担が増える。社員がたばこを吸うため頻繁に席を外すのも生産性を低下させることにつながる。
喫煙者の肩身がいよいよ狭くなってきている気がします。
学校では場所の制約もありますので、
一般企業以上に喫煙の取扱いに変化が出そうな気がします。
つい最近ではこんな記事も出ていました。
さて貴校園では喫煙ルール、どうされますか?
(文責:吉田)