夏休み中の課題の一つ、かもしれません。
日経新聞より。
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大型トラックに下校中の児童がはねられ5人が死傷した千葉県八街市の事故は通学路の安全対策の遅れを浮き彫りにした。現場は以前からPTAが危険性を指摘していたが、予算が限られ対応が追いつかなかったという。事故は5日で発生から1週間。地域の声をすくい上げ、危険性を適切に判断する仕組みが求められる。
事故現場はテレビ等で何度も報道されていましたね。
歩道やガードレールはおろか路側帯もない現地は、
国道に通じる抜け道として使われていたとのこと。
おそらく、全国各地に同様の場所はあるでしょうし、
そこが通学路になっているケースも決して少なくはないでしょう。
この記事自体は、行政による通学路整備の必要性を訴えていますが、
私学では自校園としての安全確保への取り組みについても
考えてみる必要があるでしょう。
各校園とも、危険個所の存否や場所の特定はすでにお済ませのことと思います。
が、そこが危険であるという認識の一歩先にあるはずの、
「どうやって安全を確保するのか」
という点については、さまざまな制約が先に立って手を打てていない、
というケースもあるように感じます。
しかしながら、事故が起きてからでは遅すぎます。
通学路は、学校へのアクセスのために必須のもの。
だとすれば、敷地や校舎の整備と同様、細心の注意を払い、
できる限りの安全確保策を「実行」する必要があるのではないでしょうか。
そこには貴校園内の経営資源のみならず、
地域の力を借りることも考えてもいいのかもしれません。
痛ましい事故が二度と起きないように、
ぜひとも貴校園での検討と対応が進みますように願っております。
(文責:吉田)