総務省は平成30年4月6日、
家計調査報告(2人以上の世帯)の平成30年2月分速報を公表しました。
今回の調査では2人以上の世帯の消費支出は、26万5,614円と
前年同月比で実質0.1%の増加となりましたが、
変動調整値込みでは、実質0.9%の減少となっています。
この消費支出の内訳は10項目に分類されており、
減少率が高かった項目として「住居」「教育」などが挙げられます。
中でも「教育」は3ヶ月連続の実質減少で、
2月は実質15.8%の減少となっています。
「教育」の中でも、実質減少に寄与した主なものとして、
私立大学・私立中学校の授業料等が挙げられています。
ただ、減少している品目は「私立大学」「私立中学校」の授業料等で、
増加している品目もあります。
「補助教育」です。
こちらは増加傾向にあります。
こちらは 「通信」も大きく関わっているのではないかと個人的に考えています。
というのも、以前、ご紹介したようにデジタル支出が増加しているからです。
増殖 デジタル支出 - 寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~
今では、スマートフォンや個人型端末を利用した教育教材の利用が増え、
いつでもどこでも好きな時に勉強ができる環境になりました。
それにより、これまでとは違った消費傾向が表れているのだと思います。
ICT教育は「授業提供の場」としてだけでなく「授業視聴の場」としても
考えていかなければならないのかもしれません。
(文責:長森)