私学の特徴のひとつである学費。
例年のことではありますが、最新の学費に関するデータが明らかになりました。
日経新聞より。
(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)
私立の幼稚園や学校に通う子どもの学習費が増えている。文部科学省が2018年度に全国の幼稚園から高校までの子どもとその保護者2万4748人を対象に調査したところ、幼稚園から高校まで全て私立に通った場合の学習費の総額は過去最高の1830万円だった。1年間の子ども1人あたりの学習費を年代別にみると、最も上昇率が大きかったのは私立幼稚園で、52万円と16年度の前回調査から9%増えた。
幼稚園の学費の伸びが大きいようですね。
ちなみにこのデータは2018年度を対象としたものですので、
昨年実施された幼児教育無償化施策は含まれていません。
上のグラフを見ると、小学校も中学校も増加傾向にある中で、
高校は減少しています。
言わずもがな、就学支援制度の導入が影響しているからです。
このデータからすると、公私間の学費の格差というのは
合理的なものと言えるのかどうか、改めて考えてみる必要があるかもしれません。
次回の調査では幼児教育無償化、私立高校授業料無償化といった
政策の影響が注目されます。
一方で、各校園における学費の設定についても、
健全経営と各家庭の負担間の両面から確認しておくことが重要でしょう。
(文責:吉田)