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寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

幼稚園・保育園の管理職って?

「てぃ先生」のこと、ご存知でしょうか。

Twitterでフォロー数が40万人を超える、男性の人気保育士さんです。

私がてぃ先生を知ったのはこの記事です。

 

www.asahi.com

 

男性保育士さんとしてのご苦労はきっと多いんだろうな、

と思っていたのですが、このてぃ先生の場合、

ご自身の信念やビジョンがそれをはるかに上回っている、

そんな印象を持つインタビュー内容です。

最近も、男性保育士に娘のおむつ替えをしてほしくないという保護者の声を巡って議論が起き、ツイッターでは「男性保育士の存在を否定された」と嘆く声が寄せられた。自身も、園児の母親に「娘をひざに乗せないで」と言われたこともあったが、「存在を否定されたなんて感じない」という。「なんでこだわるのかな。女児のおむつ替えだけが保育士の仕事じゃないのに」と不思議だ。一方で、「親が不安に思うなら、解消できるようにするのが園の努め」と考える。

保育園は、保護者が安心して預けられないと意味がないと考える。プロの保育士として「専門性をもって子どもを伸ばす」ことを心がける。「子どもが中学や高校に入って夢ができた時に、何にだってなれると思える素地をつくりたい」

少し前まで「保母さん」と呼ばれていたこの仕事。「だから、男性保育士が当たり前になるまで時間がかかるはず。どんな仕事をして信頼を得るか。それが、男性保育士の未来につながる」とみる。

言うは易く、行うは難し。

ですが、さらりと言ってのけるてぃ先生、素敵ですね。

 

この記事で興味を持った私は、以前のインタビュー記事も見つけました。

ちょうど1年ほど前の記事です。

wotopi.jp

 

私自身、保育現場の経験はありませんので、

先ほどのインタビュー内容はふむふむと読むしかなかったのですが、

こちらのほうは私にもよく理解できる内容でした。

一部をご紹介しましょう。

――保育士さんは、前編で話した低賃金や待遇の問題から、離職率が相当高いと聞きます。実際に働いていて退職者が多いと感じることはありますか?

てぃ先生:やはり女性は結婚や出産をすると、辞める方が多いです。資格の強みとして、いったん辞めても子育てが落ち着いたら戻ってこられる、というのがあるので。そのほかの場合だと、低賃金というよりも人間関係が原因で辞めていく方が多いと思います。「同僚とウマが合わない」とか「園長先生や主任の先生と合わない」とか、そもそも「園の方針と合わない」とか。

正直、園に入るときって、書面に書かれている条件だけでは園の雰囲気はわからないんです。保育園は園の方針によって、子供との接し方が大きく変わり、たとえば子供が悪いことをしたら、「壁に向かって2分間ジッと立っていなさい」などと言うところもあります。働いてみて初めて実情を知り、自分と教育方針が合わないストレスを理由に辞める人は少なくないですね。

 

人間関係によるストレスや退職騒動は、私も日常的に耳にしています。 

園の方針と合わないというのは修復が難しいですが、

先生同士、あるいは年代ごとの意識ギャップなどが

大きなストレスを生んでいることについては、

何とかできるのではないかと改善を試みることもしばしば。

結果、職場環境そのものが改善されることも結構多いように思います。

 

てぃ先生も、インタビューでこんなふうにおっしゃってます。

 

――保育士として働いているなかで感じる保育園の問題点は、どんなところでしょうか?

てぃ先生:僕が保育士として勤めているなかで感じるのは、圧倒的に30歳前後の保育士が少ないということです。大体20代後半から30歳くらいまでの間に結婚して退職し、戻ってくるのは40歳前後とか。

そうすると、若い保育士とベテランの保育士の間にギャップが生まれてしまうんですよね。若い保育士は、園の方針に疑問を持ちながらガマンしてやっているのに対し、ベテランの保育士は文句を言いながらも保身的なので、園の方針に従っている。本来なら、その間の保育士が中間管理職の役割を果たして、両者をうまくまとめてくれるものだと思うんですが、そこがいないので人間関係がギクシャクしやすいような気がしています

 

この問題意識、私もずっと感じていたところです。 

どんな組織であれ、意識ギャップは避けられないのですが、

その間に立って潤滑油として活動する立場の方=中間管理職が

それを緩和することは十分可能です。

特に、保育園や幼稚園など、女性が多い職場においては

このような立場の方が非常に重要なのではないか、

と日々のかかわりの中で強く感じています。

 

てぃ先生は「中間管理職がいないので」とおっしゃっていますが、

一般企業のような部長、課長職がいない代わりに、

園には教頭、主任、リーダーといった立場の方はいらっしゃいますよね。

こういう方々が園における中間管理職、と言っていいのでは、

と私自身は感じています。

 

そして、園の雰囲気を作っていく、変えていくのはやはり

園長、そして管理職、中間管理職の皆さんではないでしょうか。

現場の業務はもちろん大切ですが、

幼稚園・保育園の将来を見据えた活動、すなわち

「経営を続けていく」という大きな命題に向かって、

ご自身の時間と労力をふり向けていただきたいと願っています。

 

 

ちなみに、中間管理職としてどんな研鑽を積めばいいのか、

という点についてはあまり語られることがありません。

一般企業であれば、上司の動きなどから学べるところはありますが、

幼稚園や保育園は規模の面で管理職を多く有することができないケースも

非常に多くあり、背中を見て学ぶことにも限界があるように思います。

 

そこで、弊社ではこんなセミナーを企画しました。

www.ysmc.co.jp

 

幼稚園の管理職は現場にかなり近いところでお仕事をされるケースが多く、

管理職としての役割はともすると二の次になってしまいがちです。

一方で、現場教職員からはいろんな突き上げや要望が寄せられ、

非常に窮屈な立場に立たされることも多いように思います。

このセミナーでは人間関係を中心に、

リーダー職にある方がその役割をどのようにこなしていくことがよいのか、

についてご一緒に考えたいと思っています。

 

管理職としての自分磨き、

このセミナーでそのヒントを見つけていただければと思います。

 

(文責:吉田)