確かに大阪ではあまり目にしないような気がします。
日経新聞より。
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2023年4月に法律で着用が「努力義務」となった自転車用ヘルメットが普及していない。東京都や大阪府で警察が今年に入ってから公表した調査では10%を下回った。持ち運びの煩雑さや見た目を気にして敬遠する利用者も少なくなく、どう定着させるかが課題となっている。
というわけで、なかなか広がらない自転車ヘルメット。
着用しない理由は下のグラフの通り。
私自身、中学時代はヘルメット着用が校則で決められていた
(ように記憶しているのですが確かではありません)ので、
思春期でもあり、ヘルメット姿そのものが嫌だったり、
髪型が気になったり、ということはありましたね。
置き場所の問題も確かにそうかもしれません。
ちなみに、地域による差異はかなり大きく、
警察庁が昨年7月に調査した際の着用率は、
50ポイント以上の開きがあったそうです。
カギは習慣づけだ。早くから着用率向上に取り組んできた愛媛県のように、公立高校などで着用を義務化する動きが広がる。都の教育委員会は24年4月から、すべての都立の高校や特別支援学校に対し、ヘルメット着用を自転車通学の条件に加えるよう通知した。山口県も同月から義務付ける。
企業勤務の社会人についても、キヤノンは今年1月から
自転車通勤者にヘルメット着用を義務化し、
警察などを招いた講習会に参加すれば通勤許可を更新できる、
という仕組みにしたそうです。徹底されていますね。
そして、開発メーカーもデザイン重視の帽子型や
持ち運びやすい折り畳み型の開発に力を入れ、工夫を凝らしています。
東海大の鈴木美緒准教授(交通工学)は「個々の自転車の使用方法やライフスタイルに合わせ、どんな種類や値段の商品を選べばいいのか。管理方法はどうすればいいのか。警察の呼び掛けだけでなく学校や保育園、企業など様々な場で周知することが重要だ」と話している。
というわけで、貴校園では何か取り組まれていることはあるでしょうか。
最近の自転車は以前に比べて性能が上がっているのか、
スピードが出やすいものが多く、また頑丈なものも増えていて、
ぶつかった時の衝撃は上がっているのではないかとも感じます。
自転車だからといって侮らず、万一の事故に備えて、
安全に対する啓発はしておく必要があるかもしれませんね。
(文責:吉田)