子どもの本分を思い出させてくれる記事です。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
子どもたちがのびのびと遊べるよう禁止事項を少なくした遊び場「プレーパーク」が、新型コロナウイルス禍を経て、首都圏で注目されている。木登りや泥遊びといったやんちゃな遊びもOK。地域住民の理解を得られるかが鍵になりそうだ。
この記事に登場するNPO法人は、公的な助成事業を活用して、
市の公園など3カ所で移動型のプレーパークを運営していらっしゃいます。
広いスペースを確保し、子どもたちは思い思いに
段ボールや廃材を使った工作や遊具作りなどをしています。
プレーパークは子どもが「自分の責任で自由に遊ぶ」ことを掲げ、大人はできるだけ見守りに徹する。見守り役の大人らは「プレーワーカー」と呼ばれる。
最近は都市部で特に「大声を出さない」「ボールで遊ばない」など、
公園でも禁止事項が増えて、子どもの遊び場としては窮屈になってきています。
子どもの声を「にぎやかで結構なもんだ」と捉える余裕のある大人が減り、
騒音としてクレームを付けられることも増えています。
主張のそれぞれに事情があるとはいえ、
子どもたちには災難としか言いようがありませんね。
さて、ここで紹介されているのは民間の遊び場ですが、
例えば保育園や幼稚園、もちろん小中高もそうですが、
子どもたちが自由に遊べる場の確保について、
普段どのような配慮がなされているでしょうか。
最近は「安全面」を重視しすぎるあまり、
学校現場でも禁止事項ばかりが増えてしまっていないか、
少し心配になることがあります。
けががあればそれを保護者に報告することは当然ですが、
擦り傷ひとつない遊び場はあり得ないとも思いますので、
過度にけがを怖がるのではなく、
深刻なけがに至らない遊び方を学ぶ場、
になっていただければと願っております。
(文責:吉田)