給食は無償化が実現するのでしょうか。
国の施策や予算措置としてはそれほど難しくないことのようにも思うのですが。
日経新聞より。
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文部科学省は全国の小中学校の給食の実態調査を始めた。政府が少子化対策で給食の一律無償化検討を打ち出したことを受け、自治体ごとに異なる負担や実施方式の状況把握を急ぐ。コスト面など課題の分析を進める。
まずは下の絵をご覧ください。
今回の記事に付されていたものなのですが、
学校給食と一口に言っても、いろんな形があるようです。
文科省が2021年度に実施した調査によると、パンやごはんなどの主食やおかずを提供する「完全給食」が9割を超える。夜間定時制高校などを中心に主食は提供しない「補食給食」、ミルクのみの「ミルク給食」も一部にある。
実施方式も様々だ。一般的には学校内外の調理場で給食を作り提供するが、横浜市などは外部の業者が注文した数を昼食時に届けるデリバリー方式も採用する。文科省はこうした調理場利用以外の形態を詳しく把握できていないという。
これまでも給食の負担軽減については自治体を中心に検討されてきていて、
特に低所得世帯の負担軽減は広がりつつあります。
ただ最近の物価高騰などの影響もあり、
無償化を求める声は根強い、と記事には書かれています。
さて、この施策がどんなふうに進んでいくかは分かりませんが、
仮に公立校での給食が無償化されれば、
私学ではどんなことが起こりそうでしょうか。
給食、というテーマからは、
幼小中といった学校種が主たる対象になりそうですが、
学費の違いはともかく、給食費用の公私の負担感の差は
各家庭にどのように受け止められるでしょうか。
また、給食の中身や提供方法についても、
コストだけでなく健康面や安全面から注目される可能性もあるでしょう。
国による無償化がなされた際にはぜひその適用対象に私学も、
と思う気持ちは当然あるのですが、
さて貴校園では、子どもたちの食事について、
普段からどのくらい気に留めていらっしゃるでしょうか。
給食のみならず、学食のあり方なども
この際確認、検討しておかれてもよいかもしれませんね。
健全な精神は健全な肉体に宿るもの。
ぜひ食事にも一定の気配りをしたいものです。
(文責:吉田)