寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

神戸海星女子学院大、募集停止 上智大短大部も

残念なニュースが相次ぎました。日経新聞より。

 

www.nikkei.com

(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)

 

神戸海星女子学院大学(神戸市)は(4月)17日、2024年度から学生の募集を停止すると発表した。私立の女子大学では3月下旬に恵泉女学園大学(東京都多摩市)が募集停止を明らかにしたばかりだった。

 

少子化や女子大離れが進む中、このままでは在学生の卒業や

 小中高などの運営に影響が出ると考えて決断に至った」

というのが法人のコメントとして掲載されています。

定員は380人で、2022年5月時点の学生数は313人(定員充足率82%)。

2023年4月の入学生は24人だったとのことです。

 

そしてこの2日後、こんなニュースが。

www.nikkei.com

(有料会員限定記事となっております。ご了承ください)

 

上智大などを運営する学校法人上智学院は(4月)19日、上智大学短期大学部(神奈川県秦野市)で定員割れが続いているとして、2025年度以降の募集を停止すると発表した。学校法人は「四年制大学志向など近年の社会状況の変化の影響が大きく、急激に志願者が減少した」と説明している。

 

学校法人によりますと、3月22日の理事会で

2025年度以降の募集停止を決めた、とのことです。

2022年5月時点の学生数は382人(定員充足率76%)。

2023年4月の入学生数は115人で、入学定員に対する充足率は46%。

厳しい現実です。

 

私学はそれぞれが唯一無二の存在です。

そして、社会的な存在でもあります。

その永続は揺るがぬ使命です。

ぜひともシビアに、経営状況を点検してください。

そして、永続できる教育内容と経営体力を備えてください。

私たちも精一杯応援いたします。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp