今後の普及が加速する、のでしょうか。
日経新聞より。
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文部科学省は(4月)25日、2024年度からの本格導入を検討しているデジタル教科書について、小中学生計約5万7千人に紙の教科書と使い勝手がどう異なるかを尋ねたアンケートの結果を公表した。図表の見やすさではデジタル教科書への肯定的意見の割合が高く、紙は書き込みやすさを評価する回答が多かった。
このアンケートは2021年11~12月に実施されたもので、
デジタル教科書を授業で使う実証事業に参加した小中学校のうち
約440校が対象です。
小学3~6年の約3万人、中学1~3年の約2万7千人が回答しています。
上の引用文をお読みいただいてもお分かりの通り、
デジタル教科書の使い勝手が全般的に上回っている、
というわけではなさそうですね。
実際、「図表や写真が見やすい」の項目では、
デジタル教科書の方が「そう感じる」「ややそう感じる」としたのが
小学生54.5%、中学生51.5%。
これは紙の方が見やすいと感じる割合(小学生19.4%、中学生19.1%)を
大きく上回っています。
一方で、「書き込みやすさ」では、
紙の教科書への肯定的意見が小学生48.9%、中学生58.5%で、
デジタル教科書への肯定意見(それぞれ31.0%と22.0%)を
やはり大きく上回っているようです。
今回の調査結果は私たちの実感や予想とそれほど乖離していないように感じます。
では今後デジタル教科書はどんなふうに発展していくのでしょうか。
昨今は端末に直接タッチペンで書き込んでいるという姿も
よく見かけるようになってきましたので、
書き込みやすさもデジタル優位に変わっていくのかもしれません。
どのように事が運ぼうとも、よりよい学びが実現できる、と胸を張れる
貴校園であっていただきたいと願っております。
(文責:吉田)