寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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外国人留学生1割減 コロナ影響で28万人

留学生にとって、この1年は途方に暮れる時間だったかもしれません。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

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日本学生支援機構は(3月)30日、2020年5月1日時点で日本の大学や日本語学校などに在籍する外国人留学生が27万9597人で、前年から1割減ったと発表した。文部科学省などによると、新型コロナウイルスの影響で来日できず、海外からオンラインなどで授業を受けた学生2万人程度も集計に含んでいるという。

 

下のグラフが状況をつかむのに分かりやすいと思います。

オンラインで授業を受けた留学生2万人程度を含めたとしても、

前年より1割減った、と報じられています。

 

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特に前年から大きく減らしているのは、以下2つのカテゴリです。

・大学の非正規課程(1万169人)→前年比54.6%減

日本語教育機関(6万814人)→同27.4%減

 

私学では短期留学のプログラムをお持ちのケースもかなり多いと思いますが、

それも軒並み中止されたことと思います。

海外への留学が難しかったのと同様に、海外からの留学も難しく、

大学側が短期受け入れプログラムを中止・延期した影響が

上記「大学の非正規課程」の大幅減に至った主因といえます。

 

貴校園にとっての国際交流は、これまでどんな形で展開されてきたでしょうか。

そして、今後はそれをどのように継続、あるいは変化させるご予定でしょうか。

子どもの時期に異なる文化に触れることは大切ですよね。

その機会をどう確保していくか。

難題ですが、教育機関としての知恵の出しどころかもしれません。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp