そろそろ夏休みも終わり…というこの時期に、こんなニュースが流れてきました。
日経新聞より。
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気象庁が「異常気象」と判断した2018年夏の猛暑。今後も厳しい暑さが続く見通しで、学校での熱中症事故を避けようと夏休みの延長論が急浮上している。愛知県の小学校で児童が熱中症で死亡した事故を受け、文部科学省は夏休み期間の延長などを検討するよう各教育委員会に通知したが、授業時間を確保するため夏休みの短縮化を図る学校現場や保護者に波紋が広がっている。
ゆとり教育の反動もあってか、
ここのところ学校現場は授業時間数の確保のために
むしろ休日を減らす動きが強まっていたはず。
そこへ、この猛暑。
今度は夏休みを延ばせというお上のお達しで、
公立校は対応に苦慮されている様子です。
今年は7月から猛暑であったため、
その7月の時点で官房長官からも発言がありました。
今回のニュースで私学が考えるべき点が2点あります。
1つは「休暇・休日のあり方」について。
教職員の働き方改革でも同様の議論がありますが、
子どもたちのより良い学びのために、という観点で、
学校の休日がどうあるべきかについて考える機会になればと思います。
もう1点は「施設整備」について。
公立校ではエアコン設置について議論が再沸騰していますが、
つい先日までは耐震を中心とした整備が叫ばれていたはずです。
自然の猛威は常に危険をはらんでいます。
限られた財源で施設整備を進めていくのは至難の技、
だからこそ計画的な整備が求められます。
こちらもこの機会に一度きちんと議論しておかれることをお勧めいたします。
(文責:吉田)