先週土曜日の記事です。
貴校園でも対応はご検討なさっているでしょうか。
各地の情報を確認しておきましょう。日経新聞より。
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新型コロナウイルスの感染急拡大が収まらないなか、夏休み明けの学校再開に向け、全国で警戒が強まっている。国や自治体は現時点で一斉休校に慎重だが、インド型(デルタ型)が学校で流行すれば親の世代の感染拡大を招く恐れがある。校内感染の防止徹底や休校時の学びを保障するためのオンライン学習の環境整備は急務だ。
・発熱などの症状がある場合は児童生徒の登校や教職員の出勤を見合わせ、健康観察を求める
・保健所の指示を待たずに学校だけで休校や学級閉鎖を判断できるよう判断指針を策定する
・地域全体の一斉休校の要請は見送る
といった内容になっています。
正直な感想を申しますと、
「この時期に言うことか、もっと早く考えときなさい」
といった内容です。
おそらく各校園では先んじて対応をご検討されていることでしょう。
最も気を付けないといけないのは、これまで通用してきた
「子どもは感染しにくい」
という観念を捨てる必要がある、という点です。
厚生労働省のまとめによると、18日までの1週間の新規感染者は、10歳未満が7738人、10代が1万5222人でいずれも過去最多を記録。20歳未満の新規感染者数は前の週に比べると1.4倍に増えた。新規感染者全体に占める20歳未満の割合も18・4%で過去最高になった。
学校が始まって想定されることは、子ども同士が接触し感染が広がり、
それが家庭に持ち込まれて家族が感染する、というケースで、
これが現実になれば感染爆発はとめどないことになるでしょう。
地域によっては休校やその備えが始まっています。
大阪府は学校単位での休校に備え、オンラインの学習環境を整えるよう通知。
京都府は府立校に対し全ての教育活動を29日まで停止するよう要請。
その他、下の表のような対応が現時点のまとめとなっています。
昨年、最初の波が訪れた時、私学は公立校に比べ、
落ち着いた対応がなされ、それが評価されました。
公立校との比較は横に置くとして、今回もまた、
今後に向けた想定を厳格に行い、必要十分な対応が可能になるよう、
教育の実施、教職員の職務環境整備、施設設備の安全確保等に
ご配慮いただければと思います。
(文責:吉田)