本日のタイトル、「ニヤリホット」とは東京の有料老人ホームでの
取り組みの内容です。
普段から入居者と接していて、「ニヤリ」とした出来事であったり
「ホッと」した出来事を、スタッフで共有したり、ケアプランに反映したり
しているそうです。
「ヒヤリハット」の反対の考え方といってもいいのかもしれませんね。
ヒヤリハットとは
1件の重大事故の背景には
・29件の軽微な事故
・300件のヒヤリとしたりハットした「危うく事故になりそうな事例」
が隠れているというものです。
紹介しているサイトがあります。
確かに介護職の方は、入居者の安全を守るために
「リスク」をできる限り最小限に抑えることが求められます。
ただ、「これは危険だから」、「あれはできないからやめておこう。」という
考え方だけが前面に出てくると、「管理」する姿勢になってしまいます。
そうではなく、一人の人間として向き合っていけば
「この人はこんないいところがある。」、
「こんな言葉をもらって気持ちが和んだ。」
という場面が見つかるはずです。
また、ある老人ホームでは
スタッフに
・「入居者と5分話をする」機会を作ってみる
・1週間に1回でOK
という取り組みをお願いしたら
・「今まで知らなかった入居者の話が聞けた」
・「入居者との関係がよくなった」
という効果があったそうです。
振り返って、学校や幼稚園でも
対象者の年齢は違いますが、
生徒や園児に接する姿勢として参考になるのではないでしょうか。
(文責:竹内)