本日はまだ耳慣れない「DiTT」の話題をお届けします。
リセマムより。
DiTTは「デジタル教科書教材協議会」の略称。
このDiTTが12月18日に「教育情報化推進ステイトメント」を発表しました。
この宣言文は、教育環境のICT化の速度を高めることを目的として、以下5点の推進を宣言しているものです。
1.「教育のIT化に向けた環境整備 4ヵ年計画」の実行
2.教員のICT活用指導力の向上に向けた取組の実施
3.教材流通のクラウド基盤とネットワークの整備
4.学校での安定した無線通信環境の確立
5.教育情報化を進めるための制度整備の実現
この教育情報化推進ステイトメントは、66の自治体首長をはじめ、国会議員、有識者、産業界リーダーなど100名を超える賛同を得ている、と引用記事には記載があります。
私学にとっても今後取組の重要性が高まる施策のひとつになると考えられます。
上記2にある、ICTを活用した学習指導のスキルアップは公私問わず大きな課題ですが、私学の場合にはさらにハード面の整備も難題になり得ます。
上記4の実施には相応の投資が必要になることは間違いなく、その額は私学の財政規模からすれば決して楽に捻出できるものではないでしょう。
一方で、現在の流れからすればこのような環境整備を遅らせていいということにはなりにくく、計画的な投資の実行が求められます。
ご参考までに、教育情報化推進ステイトメントの全文とDiTTのホームページも以下にリンクを貼っておきます。