寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

週休3日制が現実に

法律上原則として「1日8時間、1週間40時間」労働とされているのは

ご承知の通りだと思います。

仮に1日8時間勤務とするなら、必然的に「週休2日」となりますね。

 

ただ、例外として「変形労働時間制」という制度を取り入れて

うまく繁忙期には1日8時間以上の労働をして、閑散期には

逆に1日7時間程度の労働をして「1週間を平均して40時間」労働を

クリアするというものもあります。

 

学校としては「1年単位の変形労働時間制」を採用しているところが

多いでしょうか?

 

本日のタイトルは「週休3日制」です。

週に3日も休みがあると聞くと羨ましいと思いますか?

 

ユニクロが地域正社員向けに既に導入済みで、YAHOOも導入を検討していると

いうニュースを耳にすると、今後の流れとして

変形労働時間制を使って週休3日制を導入する企業は少しずつ増えてくるのかなと

思っていたところ、このような求人を発見しました。

 

 

 

toranet.jp

 

歯科医での受付業務ですが、「週休3日制」を売りにした

求人広告を出しています。

 

さすがに歯科衛生士では難しいのではと考えていましたが

東京の例でしたが、ありましたね。

 

 

toranet.jp

 

背景には採用難があると思われます。募集をかけても応募者が集まらないので

何かインパクトになる施策を打ち出して

応募者を集めたいのだと思います。

 

 

さて、学校業界でいきなり週休3日制を導入するのは、

土曜日の出勤(授業)が当たり前になっていますので

平日に休みを取るわけにもいかず、厳しいとは思います。

 

ただ、他の業界での動きがあるということは

学校業界でも何かしらの残業抑制につながる施策を取れる可能性があると

思うのです。

 

現在変形労働時間制を採用しているにも関わらず

なかなか残業が減らないという学校もある中、

少しでも教職員が安心して働くことができる環境を整えるのは

学校としての大事な役目です。

 

学校は特別だからという意識をいったん脇に置いておき

自分たちには何ができるかを考えてみるきっかけにしてもらえれば

ありがたいです。

 

 

 

(文責:竹内)