昨日は高校野球の全国大会、いわゆる甲子園大会の組み合わせ抽選が行われましたね。私が住む大阪の代表校は優勝候補として注目されているようです。
勝ち負けを問わず、甲子園というのは盛り上がりますね。
私がいろいろな学校を訪問すると、よく話題に出ることのひとつがこの甲子園。「ウチの学校も1回くらい甲子園に出てくれたら生徒集まるんじゃないかなあ」…冗談とも本気ともつかないコメントですが、確かに知名度は格段に高まるのでしょうね。
ちなみに、野球はこうやって全国紙に大々的に採り上げられて話題にもなるのですが、一方で野球以外の部活動も夏休みは全国大会が行われています。
私自身、夏休みになると決まって新聞の地方欄の下のほうに掲載される、高校総体(インタハイ)のご当地結果をじっくり見てしまいます。
「へえ、あの学校がこのスポーツで全国大会に出てるんだ!」「おお、こないだ訪問した学校がこの競技に出てる!」などと、朝刊を見ながらワクワクしています。私自身がバドミントンという、それほど人気の高くないスポーツをやっていたからでしょうか、いろんな部活動が気になってしまいます。
野球以外も多くの全国大会が行われているこの夏休み、ぜひそちらのほうも楽しんでみてはいかがでしょうか。
さて余談が長くなってしまいました。今日はこのニュースを採り上げました。
ちなみに昨日からの連載となる人事考課制度については明日以降、ということで。ご容赦下さい。
高校無償化施策、今後が気になる施策のひとつではないでしょうか。
このことについて、与党の協議内容がニュースとして配信されました。
大阪府等の場合には、公立校の無償化に加え私学に対する無償化施策も実施されているため、今後これらの制度がどうなるのかは非常に関心の高いところだと実感しています。
記事によれば、本制度は将来的に「世帯年収900万円以下」が対象になる見込み。この場合、対象となる高校生は全体の約77%とのことです(毎日新聞の記事ではこのあたりが曖昧な記述になっているのですが、朝日新聞の記事(会員限定)を参考にこのように解釈しました)。
こうなると自治体が独自に行っている私学向けの無償化施策もその所得制限はより高い金額へと移行すると見るのが自然でしょう。
現制度下において、大阪では私学への進学率が上昇していますが、この制度が変化すればおそらく進学率も変化することになると思われます。
ですので、早い段階で、学校財政の今後の見込について、いくつかのシナリオを立案してシミュレーションしておくことが賢明だと考えます。
ちなみに記事によれば、政策変更によって生まれる財源をどう活用するかということについて、以下のような案が上がっているとのこと。
・低所得世帯の生徒向けに創設する給付型の奨学金制度
・「公私間格差」解消のための私立高への支援の上積み
・海外の日本人学校への支援の拡大
・特別支援学校の生徒への就学奨励費の拡充 など
せっかくの財源をどう使うのか、という点にも注目したいところです。
(文責:吉田)