既に発表から1カ月ほど経ってしまいましたが、
今後の学校経営において重要性が高いものと考え、ご紹介いたします。
文部科学省HPより。
今後の高等教育の将来像の提示に向けた論点整理(平成29年12月28日 将来構想部会):文部科学省
報告書も掲載されているのですが、まずは概要を図表で確認しておきましょう。
教育界におけるキーワードがたくさん登場していますね。
それぞれの事柄についてまだ具体化はされていませんが、
大きな方向性を示す事柄がまとめられています。
そして、全体をまとめるキーワードとして「多様化」が用いられています。
多用な分野、多様な学生、多様な教員、
そして多様性を受け止めるガバナンス。
多様になればなるほど、ガバナンスや経営はより重要性を増していきます。
20年後を見据えた経営の形を模索する必要性を感じます。
今回ご紹介している資料は高等教育を対象としたものですが、
この考え方自体は今後の初等中等教育にもどんどん当てはまってくるようになる
と考えられます。
特に、児童生徒の生活背景や資質がさらに多様化することや、
教員確保に向けて多様化せざるを得ないこと、
そして多様な経営要素を受け入れるためのガバナンスを構築すべきことは、
学校種が変われど必要になってきます。
そして私学の場合、それらが各私学の経営の力量となるのです。
具体論は、大きなビジョンに従って決められていきます。
政策のビジョンを見て、御校自身のビジョンをどう描かれますでしょうか。
今後の針路のご参考になることを願っています。
(文責:吉田)