心配なニュースです。
学校関係者は意識しておく必要があるでしょう。
日経新聞より。
(会員限定記事となっております。ご了承ください)
他人の楽天IDに不正ログインして携帯電話大手「楽天モバイル」の回線を契約したとして2つの少年グループ計6人が摘発された。若年層の不正アクセス犯罪は増えており、2024年に全国の警察が摘発した容疑者の3割弱が10代だった。犯罪との認識が薄いケースが目立つといい、ネットリテラシーの向上が欠かせない。
先月21日にあった上記事件は、大々的に報じられましたので
皆様既にご承知のことでしょう。
ただ、この事件で摘発された3人の少年は、
2月に逮捕された中高生3人をまねた、と供述しているそうで、
特に若年層に広がりを見せているとすれば心配です。
警察庁によりますと、2024年に不正アクセス禁止法違反容疑で
摘発されたのは259人で、近年は微増傾向とのことです。
上のグラフでも示されていますが、
20代が105人(41%)で最多、続いて10代(28%)となっており、
うち中学生17人、高校生39人だったそうです。
不正アクセス禁止法違反?何それ?どういうこと?
という方も世代的にはいらっしゃると思いますが
(おそらく私もその一人でしょう)、犯罪とはいえ、
学生、生徒、あるいは児童であっても、
柔らか頭を使うとそれほどハードルの低いことではない、
のかもしれません。
記事にはこうも書かれています。
こども家庭庁の24年度調査(速報)によると、インターネットを利用する児童は小学生(10歳以上)97.2%、6~9歳でも91.4%を占める。幼少期からネットを使いこなす子どもが増える一方、リテラシーの醸成が追いついているとは言えない。
(中略)
若年層のサイバー犯罪について警察幹部は「いたずらやゲームのような感覚で犯罪に関与している認識が薄いケースがみられる」と指摘する。SNSを経由して重大犯罪の被害に遭う子どもも増えており、都道府県警は学校への出前授業などを通じたリテラシー向上を急ぐ。
リテラシー向上のために、
学校ができることを考えていく必要があるように思います。
そして大人たちこそ、「よく分からない」で済ませないよう、
自らのリテラシーも高めていかねばなりませんね。
(文責:吉田)