人件費単価に関するニュースを2つ、お届けします。
いずれも日経新聞より。
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リクルートが(11月)15日発表した三大都市圏(首都圏、東海、関西)の10月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比34円(3.0%)高い1151円と3カ月連続で過去最高を更新。年末を控え飲食店などの引き合いが強い。10月からの最低賃金の引き上げも平均時給を押し上げている。
三大都市圏の情報ではありますが、平均値が1,150円を超えました。
ちなみに、同業大手のディップが同日発表した
10月の全国のアルバイト・パートの平均時給は、
前年同月比17円(1.4%)高い1,212円とさらに高い水準です。
下のグラフを見ても、ここ最近の時給の伸びが
大きくなっていることが分かります。
ちなみに、職種別で特に伸びているのは、
飲食店など「フード系」(前年同月比55円上昇)、
「ホテルスタッフ」(同66円上昇)、
「製造・物流・清掃系」(同38円上昇)といったところです。
続けて派遣社員の時給についても見ておきましょう。
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人材サービス大手のエン・ジャパンが(11月)16日発表した10月の派遣社員の募集時平均時給は、三大都市圏(関東・東海・関西)で前年同月比7円(0.4%)高い1622円だった。9カ月連続して全7職種で前年同月を上回った。とりわけ求人数の多い事務やIT(情報技術)などの時給上昇が全体を押し上げた。
こちらは三大都市圏の平均時給が1,620円を超えています。
職種別にみますと、「IT系」が98円(4.2%)高の2,437円と過去最高を更新、
「医療・介護系」も49円(3.6%)上昇。
また、私学に関連が強い「オフィスワーク系」は
前年同月比16円(1.0%)高の1,593円となっています。
先日の最低賃金の改定もあり、
各校園では規程の再確認等がなされたところかと思いますが、
新年度あるいはその後の採用に向けて、
改めて単価の適切性をご確認いただければ幸いです。
(文責:吉田)