寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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「通級指導」20年度最多16万人

私学も含めての数字が出ています。

日経新聞より。

 

www.nikkei.com

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障害のある国公私立の小中高校生で、通常学級に在籍しながら必要に応じて別室などで授業を受ける「通級指導」を利用したのは2020年度に16万4693人となり過去最多だったことが11日、文部科学省の調査で分かった。

 

この要因について、文科省

発達障害と診断される子どもが増えていることや、

 通級指導の存在が知られるようになったことが背景にある」

と分析しています。ちなみに障害別の内訳は、

言語障害:43632人

注意欠陥多動性障害ADHD):33825人

自閉症:32346人

学習障害(LD):3612人

などとなっています。

 

そして、一時的に所属するクラスを離れる際の形式においては、

・通っている学校の教室を使う「自校通級」:106022人

・特別支援学校を含む他の学校を使う「他校通級」:46287人

・他校の教諭が学校を訪問する「巡回通級」:12384人

となっています。

自校の経営資源だけでは対応が難しい場合には、

それが可能となる連携先の学校の存在は大きいですね。

 

私学の場合、こういったケースでの他校との連携がどの程度進んでいるのか、

私は十分な知識がありません。

今後、少子化がさらに進展し、

一方では少人数でのクラス編成も進んでいく可能性がある中で、

限られた経営資源でこの課題にどう対応していけばいいのか、

しっかりと考えておく必要があるかもしれません。

そしてその意味での他校との連携についても、

より深めていく必要があるのかもしれませんね。

 

(文責:吉田)

www.ysmc.co.jp